木原未沙紀個展

 

◆個展のお知らせ

この度、渋谷のポスターハリスギャラリーにて２回目の個展を開催いたします。
初日はオープニングレセプションも開催いたしますので、お気軽にお越し下さい。

木原未沙紀個展
会期：2011年10月7日（金）〜16日（日）
時間：午後1時〜午後7時（最終日は午後5時閉廊）
会期中無休／入場無料

場所：ポスターハリスギャラリー
〒150 – 0043
東京都渋谷区道玄坂2丁目26番18号　朝香ビル103号
tel : 03-5456-7218
http://posterharis.com/

※初日の2011年10月7日（金）に午後6時よりオープニングレセプションを行います。
何方様もお気軽にお越し下さい。

「木原未沙紀は空想の肖像画家である。
彼女の描く動物たちには厳然たる爵位がある。
それは胸に輝く勲章だったり、
形而上学的に輝く光背によって象徴される。
彼女の絵筆はそれを立證するために、
マニエリスティクなリアリズムの傾向をおびている。」
宇野亜喜良氏

華美な装飾品を身に纏った動物達の作品を描く、木原未沙紀の個展です。
どこかミステリアスで、クラシカルな作品をぜひご覧下さい。

グループ展「私の劇場 2011」

◆グループ展のお知らせ

スパンアートギャラリーにて開催されるグループ展「私の劇場 2011」に新作を出展させて頂きます。

「私の劇場 2011」
会期：2011年7月26日（火）〜8月6日（土）
時間：11:00〜19:00（最終日は17:00まで）
日曜休廊

場所：スパンアートギャラリー
〒104-0061
東京都中央区銀座2-2-18　西欧ビル1F
TEL：03-5524-3060
http://www.span-art.co.jp/


出展作家（あいうえお順・敬称略）：
イヂチアキコ／大坂寛／木原未沙紀／桑原聖美／高田美苗／渡邊光也

素敵な作家さん方とご一緒させて頂きます。是非お越し下さい。

お金を稼ぐということ

３月までの２年間、卒業した武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科の研究室で教務補助員という仕事をしてました。

仕事内容は事務的なことから、学生、教授の対応、そして時には学生の相談役になったりと、挙げればきりがないほど色々。
私はその仕事が好きで好きで、出来ればずっと続けていたい！と思っていました。

しかし、２年という短い任期が決まっている仕事だったので、泣く泣く卒業。


絵でやっていきたいという野望があるため、それまで全く就活などしてなかったので、もちろん無職に。
４月〜５月半ばまで本当に一切収入のない生活を体験しました。



これは金銭的にも精神的にも本当にきつかった！
それまで毎日たくさんの学生と触れ合う仕事をしていたのに、いきなりひとりぼっちになって、しかも家賃を払うのもギリギリ！
貯蓄はありましたが、痛かったですね。


そんなある意味貴重な時間を経て、今は同大学の図書館の奥でひっそりとバイトを始めました。たくさんの人に助けてもらいました。感謝です。


まだ大学にいれる喜びを感じながら、自宅で絵を描く日々です。

もたろう

４月１日のエイプリルフールの日に、アビシニアンという種類のモルモットをお迎えしました。

モヒカンの様な前髪（？）が特徴的な男の子だったので、名前はもたろうに決定。（モヒカン太郎を略した。）

昨年の８月に生まれたらしいもたろうは既に立派に成長してて、とってもイケメンです。
飼って２ヶ月が経とうとしてる今は、ずいぶん慣れてきて、我が物顔で私の部屋を闊歩しております。名前を呼ぶと鳴きながら走って寄ってきます。

私が冷蔵庫へ飲み物を取りに行くと、途中まで後を付いてきて「キュイ〜キュイ〜」と「生野菜持ってきて〜」と主張します。野菜を持ってくると、膝の上に乗ってきてむさぼり食います。好物はパセリとニンジン、くだもの。

ご飯を食べ終わるとごろんと横になって満足な様子。
最近は私のすぐ横で寝転んでます。そのうち一緒に寝たいもんだけど、モルモットはトイレのしつけができないので残念。

仰向けにされるとこんな格好になっちゃいます。でろーん。

以前、家にはピコちゃんというそれは美人なウサギがいました。
高校１年のときに飼ってもらって、大学進学で上京したときも一緒に来て、充実した一人＋一匹暮らしをしてました。私はピコちゃんにデレデレで、溺愛しまくってました。

そのピコちゃんが大学３年のときに病気でお月様へ行ってしまい、あまりのショックとペットロスで一ヶ月ろくに食事もできず、全ての気力を失い、廃人と化した私。
今でもピコちゃんのことは忘れられません。

でも、そろそろ新しい子を迎えたくなって、衝動的にペットショップへ。
春でかわいい子ウサギちゃんたちはたくさんいたけど、ピコちゃんよりかわいい子はいなかったし、ピコちゃん以外のウサギを飼うって気持ちになれなくて、別の動物にしようと思っていたところに、モヒカンヘアのイケメンが！
一目惚れで、すぐにこの子だ！と連れてきました。


そのうち作品にも登場するかもしれないもたろうをよろしくお願いします（＾＾）

Liquitex PRIME

先ほど、心当たりの無い宛先から宅急便が届きました。
しかし伝票の品名の欄には「ワレモノ注意！画材」とあります。


「？」

と思いながら開封してみると、なんと中からLiquitexの絵の具が！

同封された手紙を見てみると、以前何かの雑誌に、Liquitexの新商品アクリル絵の具「Liquitex  PRIME」の商品説明ページがあり、そこのプレゼントキャンペーンに応募してたのですが（それ自体全く忘れてました）、見事当選したとのことです！！


しかも、80色セット！

定価は￥55,650 !!!!!



ものすごく嬉しいです！
使ってみるのが楽しみです。これで当分絵の具には困らないかも！きゃー！やったー！

twitter

地震で大きく身の回りの状況が変化しました。
皆様はご無事でしょうか？


この震災で、周りの人とコンタクトをとるには、Skypeやtwitterが有効なことに気づきました。
そこでこれを機にtwitterのアカウントをとりました。

http://twitter.com/#!/kihara_misaki


こういうマメなツールが苦手なのですが、つぶやいてみようと思います。
フォローしてくださいね。




春から友人が２年間日本人学校の講師として上海に飛び立つことになりました。
私はなかなか見事な小心者なので、聞いているだけで今の自分にはできないと思ってしまいました。気をつけて、帰ってくるのを待ってるよ！

制作過程

今回は、私の作品制作の過程をご紹介しようと思います。
個展のDMにもなった、「黄金の時間」（F6号）という豹の作品です。




まずは、ギャンバスの地の色を塗ったら鉛筆で下書きをして、１番最初に目だけを100%完成させます。それが終わったら顔を暖色系で塗りたくります。あんまり考えず、ベタベタ。

この段階は、これからこの絵と向き合うぞ！って感じで取り組みます。






暖色系の下地の上にいきなり豹のぶちを描いてきます。すると突然豹らしく！
描き順はめちゃくちゃに見えると思いますが、こうすると自分の中で「豹」って実感が沸いてきて、筆が進みやすいのです。

毛を描き込んでいきます。ぶち模様はあまり気にせず。ふさふさに見えるように。この辺が１番楽しいかもしれませんね。

ちなみにこの絵では手を組んで花を持たせると決めてましたが、ほとんどの作品では首から下をどうするかはこの段階でもほとんど決まってません。
この絵の場合は、ポーズは決めてたけど、服装は決まってませんでした。






ここでバランスを見ながら、頭の飾りを付け始めました。でも、向かって右半分は描き込みが進んでないので、チェーンはまだ付けてません。

服はワインレッドに決めました。






豹の背景に花の写真を貼ります。この状態だととってもケバケバしてます。首から上はほとんど描き終わったので、チェーンも貼付けました。

ここでカラーコピーをとります。マスキングとして使います。豹のアウトラインに切り抜きます。

切り抜いたコピーをスプレーのりで貼付け、黒のマットスプレーで背景の花をビャッとやります。ここは失敗できないので、結構気を使います。

マスキングを剥がして確認。いい感じです。

服に取りかかりました。服の模様を描き込み、首元にレースを貼付けます。一気に華やかになってきました！

花を持たせます。実は花の部分も写真です。しかし、そのままだと豹と上手く馴染まないので、写真の上から絵の具で描き足します。

仕上げに金の0.5mm幅テープを貼り込み、微調整をしたらニスを塗って完成です。わーい！

この作品はDM用にと描き下ろしたものなので、気合いも入っていて３日で完成しました。

いかがでしたでしょうか？
こんな風に描いてるんだ！と面白く思ってもらえれば嬉しいです。
今ももちろん新作に取りかかっていますよ！新作は牛です！